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ビアチカ【レズビアンエロチカ】*移転しました*

レズビアンでエロチカな漫画・小説・イラスト等を発信する創作集団【レズビアンエロチカ:略称ビアチカ】※18禁/百合/GL

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12/17日ラブピースクラブ様コラム更新!第51回:【小説】ガールフレンド【pink】


バナー担当:カオリン

12/17日ラブピースクラブ様コラム更新!
第51回:【小説】ガールフレンド【pink】
■コラム前書■
メリークリスマス!ビアチカです。
今回はクリスマスに相応しいスイートでビターな、pink殿のラブストーリーをお送りします。
全ての人のハートに、やさしい雪が降りますように。
前書担当:水月モニカ

ガールフレンド 
夢を見た。
 夢の中のわたしは、寛子に抱きしめられていた。
 彼のとは違うそれは、柔らかくて。だけど、抱きしめられている肌はなぜかとても息苦しそ
うで。
 そこで、わたしは目を醒ました。
 夢だと分かっているのに。寛子に抱きしめられた感触を、わたしの皮膚が、いつまでも忘れ
なくて。外出の準備をするにはまだ早い時間だったけれど、ざわめく肌を落ち着かせるため、
わたしは少し熱めのシャワーを浴びた。
***
 日曜日の昼下がり。自由が丘にある瀟洒なイタリアンレストランでわたし達は食事をしてい
た。寛子は向かい側の席で好物のアラビアータを美味しそうに頬張りながら、笑顔でこう云っ
た。
「昨日さ、愛の夢を見たんだ」
「わたし……」
『わたしも実は……』と云いかけた言葉を咄嗟に呑み込んでいた。
「……わたしの夢ってどんな夢?」
 多分上手く誤魔化せたと思う。朝起きてからずっと、皮膚の違和感は続いたままだ。夢の中
の出来事とはいえ、そんな風に感じさせている張本人は紛れもなく、目の前にいる相手。
 ――わたしの皮膚はどうしてしまったのだろう。
 喩えようのない初めての経験に、少なからず動揺をしているわたしをよそに、チャームポイ
ントの少し尖った八重歯を覗かせながら真っすぐにわたしを見つめたまま微笑んでいる。
「んー……内緒」
「……そぅ……」
 いつものわたしなら、夢の内容をしつこく訊き出していたに違いない。このあとスイーツフ
ォレストで少し高いケーキやタルトをたらふくごちそうしてでも。
「なんか今日、ちょっと変じゃない?」
 いつもと違う反応をするわたしに気が付いた寛子が、大きな目を更にまん丸くして、わたし
をいぶかし気に覗き込んでいる。
「……皮膚が」
 と呟いて我に返った。
「……皮膚? ……が、どうしたの?」
「そうそう、……皮膚のかゆみが今日はちょっと強くて……さ」
「あー、愛は結構乾燥肌だもんね」
「うん、ちょっと気になっちゃって……。食事中にごめん」
 と返事をして、露出していた腕の肌部分を少し大げさに擦ってみた。本当はかゆみなど少し
も感じてはいなかったけれど。
 ――寛子もわたしの夢を見たと云っていたし、今日は二人で食事する予定だったから、あ
んな夢を見たんだ。
 そう自分自身に云い聞かせてみたものの、時間とともに、わたしの皮膚はますます熱を孕ん
でいくようだった。
   ***
<<続きはコラム掲載頁にて!>>


■作者紹介
■作者:pink
レズビアンエロチカblog掲載頁


■コラム更新情報等は、FacebookにもUPしてます。


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