11/5ラブピースクラブ様連載コラム更新情報!
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第45回:【イラストストーリー】ゆりっこ48手:岩清水【ネモ&水月モニカ】■コラム前書■
こんにちは、ビアチカです。前回好評だった「ゆりっこ48手」第二弾【岩清水】。日本の民間伝承のセックスの体位を現代女子高生に置き換えたシリーズです。絵師ネモの清楚なエロスをお楽しみ下さい。挿話は水月モニカが担当。
前書担当:水月モニカ
天満屋敷千秋と仰木さおりは校内でもひどく人目をひくコンビだ。特にバスケ部で182センチのさおりの方は。そして146センチの千秋と並ぶとその身長差で余計に際立つ。
千秋はと言えば名字こそ大仰だがいたって大人しい教室の隅で静かに本を読んでいるような生徒だったからこの二人が一緒に行動しはじめて学内はちょっとした騒ぎである。
と言っても学校の行き帰りと弁当の時間にほとんど無言で共にいるだけなのだが。
「あの二人どういうつきあいなの?」
と周りは囁くが聞くに聞けない。部活をしているさおりにはそれなりに仲間もいるが、千秋に関しては何も触れない。元々、下級生からの人気はあっても無愛想な方なのでよけいだ。
かくしてT女学院、二学期最大の謎として少女たちの口に度々二人の名前が挙がる事も多かった。
「いた!」
さおりが額を押さえて千秋の部屋に入る。鴨居にぶつかるのは三度目だ。
「デクノボー」
千秋が冷たく言い捨てる。さおりは顔を赤らめてしょんぼりとする。千秋は自分の机に鞄を置き、カーディガンを脱ぐ。下に着た夏服のセーラーが少し汗ばんでいる。さおりは戸口でつばを飲み込んでそのようすを見ている。
「なにつったってんの?閉めてよ。エアコン効かない」
あわあわとさおりがドアを閉める。千秋はベッドに座って少年ジャンプを読み出した。さおりがそこにいないかのように振る舞うのはいつものことだ。そしてさおりは千秋の許しが出るまで部屋の中で座る事も何も許されないのだ。
夕日が部屋に差し込んで来た。共働きで一人っ子の千秋の家は暗くならなければ家族は帰って来ない。お茶やお菓子が出されるわけでもないのでさおりはひどく喉が渇いてきた。身体は鍛えているから立ちっぱなしはさして苦ではないが。
唐突に千秋が少年ジャンプを閉じてさおりを見上げた。厚い前髪に隠れがちだが彼女の目はとても大きい。顔が小さいからそれぞれのパーツが際立って見える。美少女と言っていい。
「喉乾いた。お茶飲んで来る」
お茶を入れて来る。ではなく飲んで来る。つまりさおりには与えられないということだ。千秋は立ち上がってドアを開け、下に降りていった。さおりはため息をついた。
「あ、ああ…」
さおりの口から喘ぎ声が漏れる。ベッドに仰向けに寝かされたさおりに千秋の愛撫が降り注ぐ。
<続き&大きいサイズのイラストはコラムにて!>
■作者紹介■
■イラスト担当:ネモ様 ■個人サイト:ネモフィラ
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264967■小説担当:水月モニカ■個人サイト:水月モニカのあなたに逢えてわたしになれた
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